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― 日本瓦が優れているという3つのポイントとは?―

屋根のリフォームといっても屋根の材料(瓦)はどんな素材のものを選べばいいのでしょうか?当サイトではズバリ、「日本瓦へのリフォーム」をお勧めしております。

「昔のお寺に使われている重厚な瓦を見て、日本瓦がいいものだということはなんとなくわかるような気がするんだけど・・・。」

このサイトをご覧になられている大勢の皆さんは日本瓦についておそらくこんな印象を持たれているのではないでしょうか?このページでは数百年もの歴史を刻む日本の伝統的建築材料としての「日本瓦」の基本性能を考え、日本瓦を使用した屋根にリフォームすることでどのようなメリットがあるのかをご紹介したいと思います。

1.屋根の材料に求められる基本性能とは?

耐水性能

多量の雨が降る日本の風土に対して瓦の屋根は優れた耐水性を発揮します。言うまでもなく瓦は「陶器」ですから、ほとんどといってもいいぐらい水分を吸収しません。

耐火性能

1000℃以上の高温で焼かれて製造される瓦は、建築基準法では「不燃材」としての指定を受けています。もしもの火災による屋根からの類焼を未然に防ぎます。

耐寒性能

瓦は真冬に屋根が氷点下の外気温にさらされる北の地方でも多く採用されていることからも耐寒性に優れていることがわかります。

断熱性能

真夏の高温と真冬の寒気にさらされる屋根材には屋内と屋外をさえぎる高い断熱性能が求められます。日本瓦を使用した屋根は瓦と屋根の間に自然な通気孔ができますので屋根裏の適度な換気を保ちます。

耐震性能

「引掛け桟葺き工法」と呼ばれる施工方法を採用することで、瓦は屋根にほぼ固定されることなりますので、地震による瓦の落下被害を大きく低下させます。屋根の軽量化の点でもこの工法を採用することにより、屋根そのものの総重量がたいへん軽くなるというメリットがあります。

耐久性能

京都や奈良の寺社仏閣に当時のままの瓦が今もその役割を果たしていることで、瓦屋根の耐久性は歴史的にも証明されています。

美観性能

屋根の面積を町並みを風景と見た場合の比率として考えるとひじょうに大きな割合を占めることから、屋根の美観性は重要です。昔から「甍の波と雲の波〜」と唄われてきたことからもこの仕上がりの美しさが選ばれるべき理由がありました。

経済性能

新築時のコストがいくら安くても、そのメンテナンス費用が必要になってくるとどうしようもありません。この点でも日本瓦は一度リフォームすると、永年にわたってリフォームが不要となる経済的には文句なしの屋根材と言えます。

施工性能

当店がお勧めする「引掛け桟葺き工法」はその施工過程がマニュアル化されており、自然災害などに安全・確実な効果が期待できる工法として信頼されています

2.瓦の屋根にするとこんなメリットが!

@ご家族の健康も考えています。

石綿などの健康を害する恐れのある有害物質は一切入っておりません。瓦の原料は1400年もの昔から良質の粘土です。完全無公害。その安全性は折り紙付きです。

A夏は涼しく、冬は暖かい、快適な住み心地。

断熱性に優れた日本瓦。屋根全体がエアコントロールとして機能し、室内の温度を一定に保ちますので、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住み心地です。しかも、年間の冷暖房費が節約できるのでお得です。

B屋根の天敵、潮風や酸性雨にも負けません。

風で運ばれてくる砂塵や潮風の塩分、また最近話題となっている酸性雨は屋根材を磨耗させたり腐食させる屋根の大敵です。しかし、日本瓦なら強度を損なうことなく瓦の美しさを長く保ちます。

C熱や寒さに強い頑丈さが自慢です。

焼けつく真夏の日差しでも、凍てつく冬の寒さでも、日本瓦なら大丈夫です。急激な温度変化でもひび割れや剥離をおこすことはありません。またJIS規格の定める基準をはるかに上回る優れた強度も備えています。

Dもしもの火災にも大丈夫。

1000℃以上の高温でじっくり焼き上げられた瓦は完全な不燃材であり耐火材です。万一の火災でもひび割れ、変形、溶解もせず有毒ガスも発生しません。また、火の粉にも安全で屋根からの類焼も防ぎます。

E確かな施工方法で地震や台風もへっちゃらです。

棟を鉄筋で強化したり、引掛け桟葺き工法の採用など、適切に施工された瓦屋根は地震や台風でもずれたり、落下することもなく安全でかつ安心です。屋根も重量も軽量化されますので建物に負担をかけません。

3.正しい施工方法で地震・台風に万全!

1995年1月。阪神間をM7.3の大地震が襲いました。いわゆる「阪神・淡路大震災」です。この地震で約10万棟の建物が全壊し、約6500名の方々の尊い生命が失われました。亡くなられた方の多くは全壊した建物の下敷きになってしまったことが原因でしたが、このサイトをご覧いただいている皆さんも当時、聞いたことがあるのではないかと思います。

「建物が倒れたのは、重い瓦のせいだ!」と・・・。
私どももこの震災の直後はとにかく瓦はダメだ。軽いスレート系の屋根にリフォームしてほしいという要望ばかりだったことを思い出します。しかし、それが本当に「瓦」のせいだったのでしょうか?

私ども屋根工事店の立場から申し上げますと、あの当時、瓦だけがすっかり軒下に落ちてしまった建物や瓦がきれいに屋根にのったまま倒れている建物、その周囲は全・半壊がほとんどなのに数件だけあまり被害という被害を受けていない建物が見られたことも事実でした。

これは一体どういうことでしょうか?諸説はありますが、ズバリ申し上げて、原因は瓦の施工方法に問題があったことと、老朽化した構造的に弱い建物が多かったということです。神戸市を含む関西地区は、関東地区に比べて建築基準法改正以前に建てられた古い住宅が多く、シロアリや柱・土台など構造材の腐食により強度及び耐力が低下していました。さらに壁配置の偏りや基礎部の接合不十分な構造にこの昔ながらの「施工方法」による屋根の重さがマイナスに働いたと考えられています。

建物の老朽化や構造上のことはここでは差し控えさせていただきますが、この「昔ながらの施工方法」にについて簡単に述べさせていただきたいと思います。

瓦の葺き方は大きく2種類に分かれます。昔は土を敷いた上に瓦を葺く「土葺き工法」のみでしたが、関東大震災以降、瓦のウラに「引っ掛け爪」を付け、瓦桟木に引っ掛ける「引掛け桟瓦葺き工法」が関東を中心に普及し始めました。

阪神間の古い住宅の瓦の施工方法はまさにこの「土葺き工法」と呼ばれる瓦の下に土を敷き詰め、接着剤のような働きをさせて瓦を屋根にとめる方法がとられている建物が多かったのです。つまり、屋根のうえに瓦と土が固まって乗っかっているような状態であったわけです。液状化現象という言葉も聞かれたことがあるかもしれませんが、ここに最大震度7という強烈な揺れが加わったわけですから、正直なところ屋根の瓦と土はひとたまりもなく落下してしまったものと思われます。

実際にその当時の体験談を語る多くの方が、強烈な揺れの中で家がドドドーッと轟音をたててくずれてしまうような音を聞いたといいます。後でわかったことですが、これは屋根にのっている瓦(と土)が、その揺さぶりを受けて一瞬にして軒下に落下した音だったのです。筆舌に尽くしがたい轟音だったに違いありませんが、このような恐怖体験や震災直後に町中の道路を覆い尽くした瓦(瓦礫)の山を見れば、やはり「瓦が悪い」とう印象を強くもたれた方が多かったのも無理はありません。

建物の構造上のことは別にしても、瓦施工についてはこの「土葺き工法」をやめて、私どもがお勧めする「引掛け桟瓦葺き工法」でもって施工いたしますと、屋根に関する問題が一気に解決されます。

すなわち、瓦を土のみで留めるのではなく、瓦桟木(かわらさんぎ)と呼ばれる木材を屋根に打ち付け、それに瓦の引掛け部を引掛けるようにして施工します。部分的には瓦を桟木に釘でもって留め付けしますので完全固定されることになります。その結果、地震や台風が来ても瓦が落下したり、飛散するといった危険性は大幅に低下いたします。

またこの瓦を屋根にとめる接着剤の替わりとなる土もまったく使用いたしませんので、屋根の重量が「土葺き工法」と比較して約2分の1〜3分の1となり、大きな屋根ですと、どうかすると数トン分もの総重量が軽減される結果となり、「屋根を軽くしたい」といったご要望にもお応えできます。

この工法では瓦と屋根の野地板の間に適度な空間も生まれるので、屋根からの外気温について温度調節がはかられることとなり、夏は涼しく、冬は暖かくというメリットもあります。

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