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屋根と瓦のあれこれ

「瓦の歴史は1400年にものぼり・・・」という学校の授業のようなお話では読む気もおこらないと思いますので、ここでは屋根と瓦についてのうんちくや実用的ポイントをお話いたしましょう。

「雨露をしのぐ」という言葉がありますが、まさに建物の屋根は一年中にわたって積雪や梅雨、真夏の暑さや台風と、目まぐるしく変わる気象の変化に対して、最も過酷な条件にさらされ続けているといえます。建物に屋根がついているのは本当に当たり前ですが、「雨露をしのぐ」屋根がいかに人間の生活にとって大切であるかがわかります。普段はほとんど気にかけることもない我が家の「屋根」に少しだけ気づかいをかけてあげてはいかかでしょうか?


あなたは長年住み慣れているはずの自分の家の屋根に上ったことはありますか?

「2階の窓から降りれる部分(下屋根といいます)ならあるけれど・・・」という方もいらっしゃるかもしれませんが、おそらくその2階部分の屋根(大屋根といいます)に上がられた方はそうはいらっしゃらないのではと思われます。
「屋根工事店に頼むと多少なりとも費用がかかるだろうし、リフォーム!リフォーム!としつこく言われてもイヤだからいっそのこと自分で」という方のために屋根に上がる時の注意点についてお話します。
しかし基本的に屋根工事業者や建築業者以外の方が屋根の上に上がることは大変危険です。屋根には勾配があり、つまりは「急な坂」だということを忘れてはなりません。よほどのことがない限りは専門業者にお任せすることをおすすめいたします。

最初に注意しておきますが、特に雨の後の屋根、真冬の屋根には絶対に上ってはいけません。
雨でぬれた瓦や真冬に霜がおりている瓦は確実に滑りますので、私ども屋根工事店でさえ仕事を見合わせるほどなのです。まず服装から。動きやすい自分が慣れた服装を心がけ、靴は少々のことでは滑らない底がゴム底になっているものを履くようにしてください。そして頭にはヘルメットをかぶり、安全帯を用意してく ださい。
最後に大事なものを忘れてはいけません。ハシゴです。これは必ず丈夫なものをご用意ください。ミシミシと壊れそうな音をたてているものは絶対に使用してはいけません。ハシゴを屋根にかけるときは必ず途中、ローブなどで固定し、地上に対して角度が70〜75度くらいになるようにし、ハシゴの先端が最低でも50センチ以上は上に出ていることがポイントです。このようにしなければかけたハシゴが倒れる危険性が高くなります。それに雨どいの破損を防ぐためハシゴをかける場所は樋受けの金具などがある比較的頑丈そうなところを選びましょう。

次に屋根の上の歩く場所です。
日本瓦の場合は「谷」の部分、すなわちへこんだ部分に軽く乗るような感じで、ゆっくりと移動するようにしてください。化粧スレート板やセメント瓦の場合は反対に瓦が重なっている部分に乗るようにしてください。これは瓦の踏み割れを防ぐ重要なポイントですので必ず守るようにして下さい。

最後に屋根は上るときよりも降りるときの方が間違いなく恐怖感を感じます。
ハシゴは屋根の軒先にかかっているわけですから、降りる際はその軒先に向かって近づいていかなければならず、軒先の向こうは地面に真っ逆さまの状態です。もし、こわいと感じたら無理をせず、かけてあるハシゴに向かって後ろ向きになってゆっくりと近づいていき、確実に足をかけてハシゴに戻るようにして下さい。いずれにしても屋根から落ちるということは下手をすれば命を落とす ような大きな事故につながります。

当店にお任せいただければ安価で点検させていただきます。リフォーム!リフォーム!としつこくリフォームをおすすめすることもございません。点検だけでも結構ですのでご安心の上、ご用命ください。


「瓦」と書いて「かわら」と読みますが、なぜ「かわら」と呼ばれるようになったのでしょうか?

私どもは学者ではないので受け売りですが、「かわら」という言葉は古代インドで使われた言葉、つまり梵語であるらしく、サンスクリット語でKapara(カパラ)といったそうです。これがその後、「かわら」と読まれる語源になったといわれる説が有力なのだそうです。

日本へは飛鳥時代に瓦博士と呼ばれた渡来人により伝えられたので、瓦の歴史は1400年と世間でよく言われる根拠となっているようです。それにしても、この当時に作られた瓦が今でも古い一部の寺社仏閣の屋根瓦として残っているということですから瓦の耐久性の良さには驚かされます。


今の日本でも屋根に使われる材料は千差万別です。
少し町並みを見渡しただけでもいろんな形をしたさまざまな屋根材が使われていることがおわかりでしょう。そのなかで「屋根の機能」というのは言うまでもなく建物に降った雨(水)をいかに効率よく建物の外へ流し落とすかということになりますが、そのためにはどんな形の屋根材が最適なのかということになります。

ズバリ申し上げますと、それは屋根の頂上から軒先にかけての流れ面に「溝」または「山と谷」が形作られる形状が最適であるといえます。
つまり、その「溝」に雨水が分散され、そして溝の中をより早く流れ落ちていくわけです。屋根材メーカーさんの瓦の形状を見ても、デザイン的には様々なものがありますが、ほとんどのものはこの形状になるように設計されており、当店がおすすめする日本瓦も言うまでもなく屋根全体が波状に仕上がりますので安心です。事実、周りを見渡してみても、多かれ少なかれこの「溝」のついている瓦が多いことがおわかりかと思います。「なんだ、そんなの当たり前じゃない!」と思われるかもしれませんが、中にはそのような「溝」の見当たらない平らな形をした屋根材も多く存在します。それが決して悪いというわけではないのですが、適切な工事方法がとられていないと雨漏りの確率が比較的高くなることが予想されます。もし今後リフォームをお考えの方はこの屋根材の形状やその工法について、しっかりと依頼業者に確認しておくことをお勧めいたします。


大昔の人はその住まいの原型として「土」を使っていました。大地の土を使うことにより夏は涼しく、冬は暖かくといった快適性を得ていたと想像できますが、その後住まいとしての屋根の部分にもその「土」を焼き固めたものを使ったところに今さらながら人間の知恵というものに驚きを隠せません。

皆さん、家のまわりの屋根を見渡してみてください。
「瓦」と一口に言いましても、いろいろな形のものがあることがわかります。このサイトでも日本瓦やセメント瓦などの紹介をしておりますが、ここでは粘土(土)を焼き上げて作られた純粋な意味での「瓦」について簡単にご説明いたします。

@ 陶器瓦(釉薬瓦) 瓦の表面に釉薬を施して焼き上げることにより、その表面はツルッとした陶器のような質感があるものが多く、様々な色を出すことができます。
A いぶし瓦 瓦焼成の最後の段階で瓦をいぶし、その表面に炭素を主成分とする銀色の皮膜を作ることからこの名前があり、和風建築にはかかせない趣があります。
B 無釉薬瓦 陶器瓦のように釉薬を使わずに焼き上げるもので、焼成前の生地に粘土以外の物質を混ぜる方法や窯(かま)の温度の調節などで自然な色の変化を追及した窯変瓦(ようへんがわら)などがあります。
C 塩焼瓦 今ではもう焼いているところは本当に少なくなりましたが、塩を使って表面を独特な赤褐色に焼き上げた瓦で、昔は兵庫県の明石地方で「明石塩焼瓦」として有名でした。
@ 本葺き瓦 昔から伝わる瓦の伝統的な形状で、「受け」となる平瓦とその上にかぶせる丸瓦がセットになり、今でも社寺仏閣などの屋根工事に使用されています。
A 和型瓦(J型) 今、瓦として使われているもっともオーソドックスなタイプのもので機能性及び経済性にたいへん優れております。本葺きの平瓦と丸瓦を一枚に結合したイメージのデザインで引っ掛け桟葺き工法で施工されます。
B S型瓦(S型) 明治時代以降に輸入されたスパニッシュ瓦から発展した形状です。スパニッシュ瓦は上丸瓦と下丸瓦のセットであることに対して、S型瓦はその2枚を一体成型したデザインとなり、建物全体がモダンな印象となります。
C F型瓦(F型) これも明治時代に輸入されたフレンチ瓦がそのルーツとされており、平らな板のようなデザインで、平板瓦(へいばんがわら)とも呼ばれ、このFの名称は、今では「フレンチ」というよりも「フラット」の意味で用いられています。ハウスメーカーの屋根瓦として最近多く採用されています。

建築材料の中でも瓦は今でも木材などと同じように「○○産」と郷土色豊かな名称で呼ばれていますが、その品質にさほど差というものはなく、画一的で質の高い瓦が生産されています。先でも述べましたように、瓦の原料となるものは言うまでもなく「粘土(土)」です。
つまり、良質の粘土がなければ「産地」というものは生まれないことになります。ちょうど明治の頃より、粘土と燃料に恵まれた交通の便の良い地域にほぼ現在の粘土瓦産地が形成されたいきさつがありました。

昔は北海道を除く全国にその地域の旧国名などの名前のついた瓦産地がありましたが、現在では特定産地への集中化が進み、三州瓦(愛知県)・淡路瓦(兵庫県)・石州瓦(島根県)が3大産地として有名です。中でも、三州瓦は全国で使われる瓦の約半数を占めており日本最大の瓦産地となっています。また、兵庫県淡路島産のいぶし瓦はそのいぶし銀の色の冴えがたいへん美しく、和風建築にはかかせないものとなっています。


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